一例であり、ご利用者様の状態や現場環境によってケアの内容や順序は異なります。
朝と夜
洗面、口腔ケア、清拭、陰洗、更衣などのケア
お食事
経口摂取の方も、胃ろうや経鼻経管栄養の方もいらっしゃいます。服薬介助も行います。
日中
ご利用者様がやりたい事や快適に過ごすためのお手伝いをします。
その他、利用者様に代わって身の回りの整理整頓や備品補充や必要な家事等を行います。
コミュニケーション支援
気管切開をしている方で発話ができないご利用者様とは、文字盤や口の動きを読み取る等の方法で意思疎通を図ります。難病者様のケアを行うヘルパーの専門的な技術が必要となる作業です。
パソコンを使用して意思表示をしたり指示を伝達して頂く場合にも、パソコンを使えるよう準備し環境を整えるところから始めます。
吸引
気管カニューレの他、口や鼻からも吸引を行います。
いつ痰があがってくるか判りませんので、常に呼吸音や利用者様の顔色など様子を観察し、必要時にすぐに吸引ができるよう見守ります。
移乗
日中に外出される方や車椅子で過ごす方、入浴等で必要な際は移乗を行います。
気管切開されている方や人工呼吸器を装着されている方、ALS等で全身の筋力が衰えている場合は、姿勢や呼吸器の取り扱いなど注意すべき点が増えます。
ご利用者様の状態によっては、ヘルパー2人体制で行います。